政治の話その2
テレビである動物学者の実験を見ていたら・・・キュウリをもらって満足していたサルの隣の檻のサルにブドウを与え始めたら、しばらくして最初のサルが怒りだしキュウリを投げつけてきました。同じ作業のご褒美に差をつけた時も怒ったそうです。
これを見ると、人は環境にではなく、不公平に怒るのだと言う説には説得力があります。
よく政治学者が共産主義の失敗の原因を「一生懸命働いても皆と給料が同じだと働かなくなる」からと説明しますが、なんとなく昔からちょっと違和感があるのは、「本当にそれだけかな?」もちろん、それもあるのだろうけど、本当の怒りは不公平にあるのでは?と思います。
共産主義の世界も実は公平ではありません。同じ職場でも共産党員には様々な特権があります。それに党員でないと出世も出来ないでしょうし(^^;)
党員の中でも上に行くほど権力と特権が集中し格差が進行します。資本主義の世界で富が集中するように共産主義の世界では権力が集中して行くのだと思います。そしてどこの世界にもサイコパスな人が一定の割合でいてスターリンや毛沢東やポルポトのように権力と富を独占する者が現れるのだと思います!
そして社会は腐敗して人々のやる気もなくなり治安も悪化するのだと思います。
これは資本主義の世界も同じで、やはりサイコパスな富裕層が、一人では千年かけても使い切れないような富を独占することに熱中します。
それで各人の能力と労働に応じた適正な富の分配機能がなくなることで人々の怒りがあふれ社会情勢が乱れるのと同じ理屈だと思います!
歴史を見てもローマ帝国の頃から同じことの繰り返しのような気がします(^_^;
国家が出来て、成長し繁栄して行くと、これら1%のサイコパス達が富や権力の集中に熱中し始め、その独占がある一点を超えた時に社会が崩壊するのかな?と思います(^^;)